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将棋を長く楽しむための『将棋への向き合い方』3つ

先日、以下のようなtweetをしたところ、ありがたいことに多くのご反応をいただきました。

将棋を長く楽しむには、人と比べないことがおすすめです。「誰々は将棋を始めて1年で初段なのに、自分は・・・」みたいな気持ちに支配されると、結構しんどいです。将棋は自分が選んだ手しか指せないゲームですから、まずは自分をほめて、いたわりましょう。

今日は上記のツイートを、もう少し掘り下げる形で、ぼくが大事にしている『将棋への向き合い方』をお話します。要点は以下3つです。

  1. 他人と比べるのは、やめよう
  2. 趣味なら、ただ楽しもう
  3. 「過去の自分」と比べよう

3~4分でさくっと読める内容です。ぜひ最後までお付き合いください。

他人と比べるのは、やめよう

自分の棋力や成長速度を他人と比べるのは、おすすめできません。なぜなら、メンタルに悪影響が生じるからです。

「他人と比べる」というのは、たとえば、以下のようなことを考える心理状態です。

『Aさんは半年で初段に到達したらしい。それに引きかえ、自分は何年たっても級位者で憂鬱だ』

『Bさんは弱い。どんな戦法で舐めプしても勝てるw』

前者は「強い人と比べて、自分を卑下している」状態。後者は「弱い人と比べて、自尊心を保っている」状態です。いずれも、精神衛生上、よくない感じがしますよね。

YouTubeやTwitterなどのネット上では、棋力が高い人や成長が速い人の投稿を見て、感情をネガティブな方向にゆさぶられがちです。とくに、自分より棋力の低い人を小馬鹿にしたり、あおったりするようなコンテンツを見るのは危険です。

そうしたものを目にすると、自分が馬鹿にされたわけじゃなくても、無意識のうちに自分を卑下してしまうのです。すると、将棋が楽しくなくなりますし、上達のさまたげになります。

目に入れたくない情報は、Twitterの「ミュート」やYouTubeの「このチャンネルを表示しない」などの機能を使い、視界から排除しましょう。

趣味なら、ただ楽しもう

あなたが完全なる趣味として将棋を指しているなら、ただ楽しめばOKです。

将棋は負けると結構なストレスがたまるのが難点(欠点?)ですが、そこも含めて、勝ち負けを楽しめばいいのです。

たとえば、ぼくはテニスが趣味ですが、上達したいとはまったく考えていません。大会に出るつもりもないし、ただ友達と楽しくラリーや試合ができればそれでいいと割り切っています。

だから、自分よりはるかにうまい人を見ても、自分がミスばかりでも、いつも100%楽しくテニスをしています。

将棋も、趣味で指すならそれくらい気楽に取り組んで良いのではないでしょうか。

「過去の自分」と比べよう

とはいえ、やるからには上達したいと考えている人も多いですよね。

「大会に出て優勝する」「将棋ウォーズで初段になる」といった明確な目標を立てて、チャレンジしている人も多いはずです。

そんな人には、他人ではなく、過去の自分と比べるのがおすすめです。というのも「以前はできなかったことが、今はできるようになった」という実感があれば、モチベーションが高まり、結果として棋力も伸びやすくなるからです。

具体的には「自分の棋譜を振り返り、自分の悪いクセや知識の穴を見つける」→「次の対局で改善する」→「うまくいったら、自分をほめる」というサイクルをこなします。

ぼくの例を1つ紹介します。ぼくは昔から「焦って、攻めを急いでしまう」という悪いクセがあります。将棋を覚えて20年、ずっと改善できずに悩んでいますが、先日の大会で上手に指せた対局がありました。(第1図)

第1図

以前は▲53桂左成や▲54歩と「急いで攻める」手ばかり指していたのですが、実戦は玉頭の傷を消すために▲37歩(第2図)と打ちました。

第2図

▲37歩が良い手かはともかく、以前はできなかったことが、できるようになったので、とても満足したのです。

「いやいや、そんなのただの自己満足じゃないか!」と感じるでしょうが、それでいいのです。アマチュアは自己満足でOKです。

上達を目指すなら、負けたときに「感情的になって振り返りをしない」という姿勢は避けましょう。反省をしないと改善につながらず、「過去の自分」との比較もできません。

まとめ

今回は、ぼくが大事にしている『将棋への向き合い方』を紹介しました。要点3つを再掲します。

  1. 他人と比べるのは、やめよう
  2. 趣味なら、ただ楽しもう
  3. 「過去の自分」と比べよう

読者のみなさまに、少しでもお役に立つ部分があればうれしいです。YouTubeでもこうした話をたまにアップしていこうと思いますので、よろしければチャンネル登録をお願いします。

初心者・級位者むけYouTubeチャンネル「ぺんぎん将棋教室」

ABOUT ME
ぺんぎん
地方在住の将棋講師です。未就学児から80代まで、幅広い年代の方に将棋を指導してきた経験をもとに、初心者、級位者の棋力アップに役立つ情報をお届けします。