初心者向け記事

【初心者むけ】将棋の攻め方の基本「数の攻め」を解説

初心者

将棋の攻め方が分かりません。どうやったら相手の陣地に入れるの…?

こんな悩みを解決する記事です。

ぼくは普段、将棋教室で初心者の方に将棋を教えているのですが、生徒さんから「自分の駒を取られそうで怖いから、相手の陣地に入れないんです」と相談されることが多いです。

また攻め方を学ぼうと、四間飛車や中飛車などの定跡書を買う人も多いですが、いきなり難しい本を読んでも攻めは上手にはなりません。

初心者の方には、まずは攻めの基本である「数の攻め」を理解することをおすすめしています。この記事を読めばマスターできますので、ぜひ参考にしてください。

ぺんぎん

動画のほうが分かりやすいから、ぜひ見てね!

攻めの数が守りの数より多ければ、相手の陣地に入れる

第1図をご覧ください。

第1図

手前側が「飛車」を使って攻めようとしている局面です。この局面では▲23飛成(第2図)として、相手陣に竜を作れます。

第2図

「そんなの当たり前じゃないか!」と感じるでしょうが、なぜ先手の飛車は相手陣に入れたのか、理屈で説明できますか?

それは、攻めようとしている場所(23)に、攻める側は1つ駒がいける状態で、守る側は何もいけない状態だったからです。

つまり、攻めの数が守りの数よりも多かったので破れたのです。

ぺんぎん

すごくシンプルだけど、これが数の攻めだよ!

攻めと守りの数が同じだと、相手の陣地に入れない

つぎに、ダメなケースを見てみます。第3図をご覧ください。

第3図

この局面で「さっきと同じだ!」と▲23飛成と指すと、△同銀(第4図)と相手の銀で飛車を取られてしまって失敗です。

第4図

先ほどと何が違うか分かりますか?

これは、23に行ける駒が、攻め側も守り側も1枚ずつあります。つまり、攻める側が数で勝っていないのです。これでは相手陣を破れません。

ぺんぎん

数が同じだと攻めにならないってことだね!

攻め方のコツ1:足し算

攻めと守りの数が同じで破れないときには、どうすればいいか。考え方は2つあります。1つ目は「足し算」です。攻める側の駒を増やすのです。

先ほどの局面に、先手にいくつか持ち駒を加えた図(第5図)をご覧ください。

第5図

たとえばここで▲15桂(第6図)と打ってみましょう。

第6図

この桂馬は次に23の場所にいけますね。こうすれば、「23」の地点に行ける駒は、攻めが2枚、守りが1枚となり、数で勝つので破れます。

実際に手順を進めてみると▲23桂成△同銀▲同飛成(第7図)と、ちゃんと侵入できました。

第7図

第6図のあと、▲23飛成△同銀▲同桂成と進めるのはダメです。なぜなら、相手に飛車を渡してしまうからです。自分の強い駒がいちばん最後に侵入するように攻めましょう。

攻め方のコツ2:引き算

もう1つのコツは「引き算」。相手の守り駒を減らすことで、数で勝てる状態を作るという考え方です。

先ほどの第5図で▲33歩(第8図)と叩いてみます。

第8図

放置すると、次に歩で銀を取られるので、守る側は△同銀(第9図)と取りますね。

第9図

第8図と第9図を見比べてください。銀が動いたことで、23にいける守り側の駒が1枚から0枚になりましたね。

これで攻め1枚、守り0枚と数で勝てるようになったので、▲23飛成(第10図)と相手陣に侵入できるのです。

第10図

棒銀が初心者におすすめな理由

入門書を読むと、だいたいは「初心者には棒銀がおすすめ!」って書いてますよね。これは「棒銀は攻め駒が2枚になって、相手陣に入りやすいから」なのです。

棒銀は飛車の先に銀を進める戦法です。破りたい場所に対して、飛車と銀の2枚で攻める形が作れるので、初心者でもわりと簡単に相手陣を破れるというわけです。

ぺんぎん

棒銀をくわしく学びたい人はこの本がおすすめだよ!

まとめ:数の攻めはすべての基本

今回は、将棋の攻めの基本である「数の攻め」についてお話ししました。簡単に感じた人も多いでしょうが、数の攻めは将棋のすべてと言ってもいい大事な基本です。

将棋にはありとあらゆる「戦法」がありますが、どの戦法も、足し算や引き算を駆使して、相手陣を破る(=攻める)ためにあるのです。

記事で解説した「足し算」と「引き算」が分かれば、将棋がグッと楽しくなります。定跡書などを読んだときの理解も、きっと深まるはずです。ぜひ皆さまの将棋ライフに役立ててくださいね!

おわり。

ABOUT ME
ぺんぎん
地方在住の将棋講師です。未就学児から80代まで、幅広い年代の方に将棋を指導してきた経験をもとに、初心者、級位者の棋力アップに役立つ情報をお届けします。