初心者向け記事

【初心者むけ】将棋の桂馬の手筋まとめ【将棋普及指導員執筆】

ぺんぎん

将棋の桂馬の手筋をまとめた記事だよ!それぞれの手筋は動画でも解説してるから、ぜひ参考にしてね!

桂馬はトリッキーな動きが特徴の駒。上手に使えば、相手の飛車や角も取れちゃいます。この記事では、初心者~級位者の方に覚えてほしい「桂馬の手筋」をご紹介します。

本記事で紹介する手筋
  • 両取り(ふんどしの桂)
  • 桂馬で飛車を取る
  • つるし桂
  • 桂馬の足し算
  • 控えの桂

それでは、はじめていきましょう!

将棋の「桂馬」の基本手筋

1:両取り(ふんどしの桂)

まずは最も基本的な手筋「両取り」を紹介します。第1図をご覧ください。

第1図

ここでは▲34桂(第2図)と打つのが好手です。

第2図

桂馬は左と右の両方に動ける駒。第2図では次に左に動けば角が、右に動けば飛車が取れます。つまり「飛車と角の両取り」がかかっていまして、次の番に必ずどちらかが取れます。

ぺんぎん

歩、香車の次に弱い駒である桂馬で飛車か角が取れるんだから、大成功だね!

もう1つ実戦でよく出る例を紹介します。それが第3図。

第3図

ここでは▲53桂不成(第4図)と、あえて成らないで敵陣に侵入するのが好手。

第4図

成らずで入ることで、金の両取りになります。成ってしまうと、何の取りにもならないので注意しましょう。

慣れてきたら、次に「両取りを狙う攻め」を意識しましょう。たとえば下の例題1図では、▲12歩△同香▲24桂と打つのが良い攻めになります。

例題1図

2:桂馬で飛車を取る

たまに、桂馬をじょうずに使って飛車を取れる場面があります。たとえば第5図。

第5図

後手は「石田流」と呼ばれる駒組みをしていますが、石田流は桂馬に弱いです。第5図では▲26桂(第6図)と打てば、なんと後手の飛車は逃げ場所がありません。

第6図

△14飛と逃げても桂馬が利いているので▲14同桂と飛車が取れます。石田流と戦う中で桂馬をゲットできたら、まずはこの手をねらってみましょう。

ぺんぎん

これは実戦で結構あらわれるよ!

もう1つ、少し難しい例を出します。それが第7図。

第7図

これは「相矢倉」とよばれる戦型です。先手が▲46角と飛車取りに飛び出した手に対し、後手が△92飛と逃げた局面です。ここでは▲85銀と桂馬をむしり取って、△同歩に▲84桂(第8図)と打つのが好手。

第8図

知らないと指せない手で、これも後手の飛車が詰んでいます。△45歩と突かれても▲37角で問題ありません。

将棋ウォーズ5級~初段くらいまでならホントによくあらわれるので、この手は絶対に覚えて使えるようになりましょう。

3:つるし桂

つるし桂とは、桂馬を使った詰みの手筋です。たとえば第9図のような形。

第9図

第9図では▲63桂(第10図)または▲43桂と打てば、なんと後手の玉は詰んでいます。

第10図

後手玉のまわりには金銀が守りについているように見えますが、遠くからジャンプして攻撃できる桂馬の性能を活かして詰みとなります。

ぺんぎん

第9図のように、最初の場所から玉が動かない形(居玉)は、吊し桂で詰みやすいんだ。だから、なるべく居玉は避けたほうがいいんだよ!

初心者~級位者の方の将棋では吊し桂は結構出てきます。ぜひ覚えましょう。

4:桂馬の足し算

お次は桂馬を使った足し算の手筋です。最も基本的な足し算は飛車先の突破。第11図をご覧ください。

第11図

第11図では▲15桂(第12図)と打つのが好手。

第12図

これは次に▲23桂成△同金▲同飛成のねらいがあります。しかも受けることができません。

ぺんぎん

こういう単純な足し算を逃さないことが、将棋の上達にはとても大事だよ!

桂馬の足し算は、相手の囲いをくずすときにも有効です。ちょっと難しい例ですが、美濃囲いを破る第13図。

第13図

桂と歩だけでは攻めが続かなそうですが、▲53桂△71金▲62歩△同金▲51飛成(第14図)が好手順。

第14図

これで後手の金が確実に取れます。初段くらいでも意外と知らない人が多い手筋です。▲53桂~▲62歩がポイントで、61の場所をめがけて数の攻めをしています。

5:控えの桂

次に良い場所にいけるように桂馬を打つ手を「控えの桂」といいます。たとえば第15図。居飛車対振り飛車の対抗形です。

第15図

第15図では▲26桂(第16図)と打つのが「控えの桂」の1手です。

第16図

ねらいは、次に▲34桂(第17図)と両取りに桂馬を跳ねる手です。

第17図

これを防ごうと△33金などと上がると、今度は▲45桂(第18図)とこちらの両取りをくらいます。

第18図

このように「控えの桂」はもう1枚の桂馬と組み合わせると、より威力を発揮します。

ぺんぎん

断言しよう。対舟囲いで▲26桂と打つ手は、90%以上の確率で好手になる!

まとめ

今回は桂馬を使った基本手筋を解説しました。

初心者や級位者の皆さまの実戦でも使える場面が必ずあるので、ぜひ役立ててくださいね。本記事の執筆に際して参考にした本をいくつか紹介して、おわります。

ABOUT ME
ぺんぎん
地方在住の将棋講師です。未就学児から80代まで、幅広い年代の方に将棋を指導してきた経験をもとに、初心者、級位者の棋力アップに役立つ情報をお届けします。