おすすめ棋書

メリケン向かい飛車の指し方と対応策

 

メリケン向かい飛車っていう戦法が気になります。破壊力がすごい戦法って聞いたので指してみたいです!

 

こんな悩みにお答えします。

 

本記事の内容

  • メリケン向かい飛車の基本的な狙い筋
  • 居飛車側の対策【△64歩を急ぐ】
  • メリケン向かい飛車を勉強できる本

 

本記事の執筆者

本記事の執筆者

将棋を指すこと、観ることに関するさまざまな知識を、分かりやすくお届けします!

 

この記事を読めば、あなたもメリケン向かい飛車の基本がわかりますよ!

 




 

メリケン向かい飛車の基本的な狙い筋

 

メリケン向かい飛車は、アマチュア竜王戦連覇(1990・1991年)などの実績を持つアマチュア強豪・横山公望氏が生み出した戦法です。

 

場合によっては居玉で攻撃をしかけるパワフルさが魅力で、アマチュアには根強い人気があります。

 

まずは、メリケン向かい飛車の狙い筋として、うまく進む例を紹介しますね。

 

 

初手からの指し手

▲76歩△34歩▲66歩△84歩▲78銀△62銀▲67銀△54歩▲75歩(第1図)

第1図:▲75歩まで

 

早々に▲75歩と位を取るのがポイント。次に▲78飛と回れると石田流への組みかえが確定するので、居飛車は△85歩と突いてくることが多いです。

 

第1図からの指し手

△85歩▲77角△42玉▲88飛 △32玉▲78金△52金右▲86歩!(第2図)

 

第2図:▲86歩まで

 

まだ居玉の状態ですが、▲67銀・▲78金の形を作ったら▲86歩!とパンチを繰り出します。

 

きゃべ夫
ちなみに、この手順の△52金右は甘い手で、代わりに△64歩がまさります。(有段者向け)その話は次の章で解説します。

 

第2図からの指し手

△86同歩▲同飛(第3図)

第3図:▲86同飛まで

 

後手は△86同歩と取るしかありませんが、▲同飛と強く飛車で取ります。

 

級位者のかた

 

ここまで進めば向かい飛車側が成功だと覚えましょう。

 

なぜなら、飛車交換になったら、先手陣だけ打ちこみのスキがないからです。

 

後手が△85歩と打って飛車交換を防いできても、いったん▲88飛と引いたあと、▲76銀とか▲96歩~▲97桂と指して85の地点に数を足して攻めれば簡単に先手が良くなります。

 

級位者同士の将棋なら、振り飛車がかなり勝ちやすい流れになりますよ。

 

 

有段者のかた

 

第3図は振り飛車の成功図だと一般的に言われていますが、最善をつくすとやや居飛車が有利になります。手順を紹介します。

 

第3図からの指し手

△86同飛▲同角△82飛▲87歩△64歩▲77角△65歩(第4図)

第4図:△65歩まで

 

居飛車は自陣飛車を放ち、6筋から開戦します。先手は飛車を手持ちにしているのが主張なのですが、いかんせん玉の位置が悪いです。

 

△65歩がうるさい攻め。本記事では▲65同歩と▲48玉とされたときの対応をもう少しだけ掘りさげます。

 

第4図からの指し手①

▲65同歩△77角成▲同桂△66歩▲同銀△45角(第5図)

第5図:△45角まで

 

両取りがかかりました。評価値的には後手+300点くらいの局面ですが、人間の感覚的にはだいぶ後手が指しやすいでしょう。

 

第4図からの指し手②

▲48玉△66歩▲同銀△65歩▲同銀△77角成▲同桂△89角(第6図)

第6図:△89角まで

 

居玉を避けて▲48玉としても、無理やり角交換に持ちこんで△89角と打てば、後手に分のある将棋です。▲88金と寄るくらいですが△67角成と馬を作っておけば、先手は身動きが取りづらい。

 

居飛車側の対策【△64歩を急ぐ】

 

第2図に至るまでの手順で、△52金右は甘い手でした。理由は、①飛車を打ちこまれるスキができる②反撃が遅れるの2点。

 

代わりに△64歩(第7図)と突く方がいいのです。

 

第7図:△64歩まで

 

これでもし先手が同じようにしかけてきたら反撃がきれいにきまります。

 

第7図からの指し手

▲86歩△同歩▲同飛△同飛▲同角△65歩(第8図)

 

 

今度は△65歩が1手早く入ります。これで後手が有利です。もうちょっとだけ進めます。

 

第8図からの指し手

▲77角△66歩▲同銀△65歩▲同銀△77角成▲同桂△89角(第9図)

 

 

先ほどと同じような筋ですね。玉が59にいる分、第6図よりさらに後手の条件がいいです。評価値は後手+800点くらいの局面で、有段者同士なら後手が勝ちやすい形勢です。

 

よって、後手が早めに△64歩とついてきた場合には速攻は成立せず、▲48玉から囲う展開になりますが、そちらは次章で解説するおすすめ本で勉強してください。

 

メリケン向かい飛車を勉強できるおすすめ本

 

メリケン向かい飛車の攻め筋・対応策が勉強できるおすすめ本は以下3冊です。

 

1冊で全てわかる!向かい飛車その狙いと対策

 

 

振り飛車党の安用寺孝功先生の本です。メリケン向かい飛車や角道オープン向かい飛車など、攻撃力の高い指し方が多く紹介されてまして、向かい飛車党に超おすすめの1冊です。

 

島ノート

 

 

島朗九段著の伝説の棋書です。力戦系の振り飛車を中心に紹介している定跡書で、メリケン向かい飛車の変化も細かく解説されています。

 

公望流メリケン向飛車戦法

 

 

考案者の横山公望さんの本ですが、古過ぎて今は手に入らないかもです・・・

 

Kindle Unlimitedで将棋の本を読もう!

 

将棋の本を読むなら、Amazonが提供する電子書籍読み放題サービス「Kindle Unlimited」がおすすめです。

 

おすすめポイント!

  • 数百冊の棋書が月額980円で読み放題
  • 30日間の無料体験あり(無料期間中の解約もできる!)
  • 本は10冊までダウンロード可能。読みおわったらいれかえも可

 

本気で将棋の勉強に取り組んでみたい方は、Kindle Unlimitedで棋書を読みまくりましょう!

Kindle Unlimitedで将棋の本を読む!(30日間無料)

 

 

まとめ:ハマれば超爽快のおすすめ戦法

 

今回は、メリケン向かい飛車戦法についてお話ししました。破壊力はすさまじく、ハマれば超気持ちいい戦法です。

 

ただ、ちゃんと対応すれば基本的には居飛車がよくなる変化が多いので、有段者の方はよく研究して採用しましょう。

 

関連記事

-おすすめ棋書