棋士を知ろう!

西山朋佳三段の強さと魅力を知ろう!奨励会や竜王戦の活躍も解説!

藤井聡太先生らと並び、将棋界の内外から注目を集めている女性がいます。

奨励会員の西山朋佳三段です。

今回は、そんな西山朋佳三段の強さや魅力をあますことなくお届けします。

筆者の紹介

将棋を指すこと、観ることに関するさまざまな知識を、分かりやすくお届けします!

この記事を読めば、あなたも西山朋佳三段についてかなりくわしくなれますよ!

西山朋佳三段の基本情報

まずは、西山朋佳三段の基本的なプロフィールをご紹介します。

氏名 西山朋佳
読み にしやまともか
生年月日 1995年6月27日
出身 大阪府大阪狭山市
師匠 伊藤博文七段
所属 関東奨励会

西山朋佳三段の出身地

西山三段は大阪府大阪狭山市の出身。

大阪府南部で、奈良県に近い地域です。

なんとこの大阪狭山市、女流棋戦で西山三段としのぎを削っている室谷由紀女流三段の出身地でもあります。

年齢も近く、同郷。昔からお互いを良く知る間柄のようです。

西山朋佳三段の師匠

西山三段の師匠は、関西所属の伊藤博文七段

総理大臣ではありません。(読み方も「ひろみ」先生です)

奈良県出身で、奈良県大和高田市で将棋教室を開き、普及・指導に尽力されています。

早見えタイプの棋士で、フリークラスに降級した後にC級2組に復帰した最初の棋士として有名です。

また、2004年5月に放送された人気番組「トリビアの泉」(フジテレビ)では、804枚の駒を使う「大局将棋」を安用寺孝功先生と指して話題になりました。

西山朋佳三段は棋士なの?

よく間違えられますが、西山三段は棋士でも女流棋士でもありません。

棋士の養成機関である奨励会で修業している「奨励会員」です。

そもそも、棋士とか女流棋士、奨励会員って何?という方は、こちらの記事をご覧下さい。

>>将棋界の全体像を図解!観る将の第一歩にこれを読もう!

注意ポイント

西山三段の所属を「関西棋院」と書いている記事がありますが、「関西棋院」は囲碁のプロ組織です。

ちなみに、西山三段の姉(西山静佳先生)は囲碁の棋士で、関西棋院所属です。

西山朋佳三段の身長は?

将棋世界の写真などを見ていると、西山三段はすらっとした長身に見えます。

師匠である伊藤博文七段の将棋教室のWebサイトに、伊藤七段と西山三段が並んでいる写真が載っています。

参考:伊藤博文七段将棋教室

将棋年鑑のアンケートによると、伊藤七段の身長は163cm。

その伊藤七段より10cmくらいは高く見えます。

ヒールをはいている可能性もあるでしょうが、およそ170cmくらいだと考えられます。

西山朋佳三段の強さとは

西山三段は振り飛車党。

特に、中飛車や三間飛車でガンガン攻めまくる展開を得意としています。

プロ棋士の強い受けを恐れず、果敢に切り込んでいく将棋は、華やかでカッコいいです。

今は、出場できる棋戦の数に限りがありますが、西山三段の将棋をもっとたくさん観たいと感じているファンも多いでしょう。

振り飛車党のアマチュアの方には、ぜひ西山三段の棋譜を並べることをおすすめします。

なお、西山三段の対局は注目度が高いため、「将棋連盟ライブ中継アプリ」で中継されることが多いです。

西山三段の速報を知りたい方は、ぜひダウンロードしてみて下さい。

>>日本将棋連盟ライブ中継アプリ(DLページ)

西山朋佳三段の活躍

ここからは、西山三段のこれまでの活躍をまとめてお届けします。

奨励会三段リーグでの活躍

まずは、棋士養成機関「奨励会」の三段リーグ戦。

プロ棋士を目指す奨励会員の最後の関門です。

半年サイクルで開催される三段リーグで2位以内に入ると、四段昇段(=プロ入り)となります。

西山三段は、2019年10月~2020年3月にかけて行われた、第66回奨励会三段リーグで、最終日まで昇段争いに加わり、「次点」(3位)を獲得しました。

次点とは、昇段まであと一歩の成績を挙げた人に与えられるボーナスポイントのようなものです。

次点を2回取ると、条件付きではありますが四段昇段(=プロ入り)となります。

プロ入りまで本当にあと一歩と迫っているということです。

関連

ちなみに、西山三段は、藤井聡太先生がプロ入りを決めた第59回奨励会三段リーグの最終戦で藤井三段(当時)と対戦しました。

その1局は藤井三段が制し、史上最年少でのプロ入りとなったのです。

竜王戦での活躍

西山三段は、第33期竜王戦ランキング戦6組(2020年度)に出場し、ベスト4まで進出しました。

竜王戦は、8大タイトル戦の中でも最高の序列とされる棋戦です。

竜王ランキング戦は竜王戦の予選にあたり、1~6組に分かれたトーナメント戦です。

6組は、一番下のクラスにはなりますが、若手強豪棋士が多く、上位に進出するのは大変難しいものです。

準決勝では、星野良生四段に破れたものの、将棋ファンに鮮烈な印象を残しました。

棋聖戦での活躍

8大タイトル戦の一角、棋聖戦。

第92期棋聖戦(2020年度)では、予選から5連勝の快進撃を見せました。

二次予選では、元A級棋士の森下卓九段に勝利。

その次も勝てば、決勝トーナメント進出という大偉業を達成するところでしたが、屋敷伸之九段に敗退。

しかし、奨励会三段がここまで勝ち進むとは・・・と観る将たちは度肝を抜かれたわけです。

新人王戦での活躍

新人王戦は、若手棋士の登竜門と言われる棋戦です。

過去の優勝者には、後に順位戦でA級に昇級したり、タイトルを獲得する棋士も多い棋戦です。

第51期新人王戦(2020年度)では、若手の長谷部浩平四段青嶋未来六段に勝利しベスト8に進出

惜しくも準々決勝で齊藤優希三段(深浦康市九段門下)に敗れましたが、充実ぶりが伝わってくる活躍でした。

女流棋戦での活躍

西山三段は女流棋士ではなく奨励会員ですが、女流棋戦の中には奨励会員でも参加できるものがあります。

それは、

  • マイナビ女子オープン戦(女王)
  • リコー杯女流王座戦
  • 霧島酒造杯女流王将戦

の3棋戦です。

西山三段はそのすべてでタイトルを保持しています。

また、特筆すべきは、フルセットになったときの成績。

西山三段は女流棋戦の番勝負で過去に4回のフルセットを経験しています。

  • 2019年:女流王将戦(VS里見香奈先生)
  • 2020年:マイナビ女子オープン戦(VS加藤桃子先生)
  • 2020年:女流王座戦(VS里見香奈先生)
  • 2020年:女流王将戦(VS室谷由紀先生)

そして、そのすべてに勝利しています。

特に、2020年の女流王座戦と女流王将戦は終盤まで追い込まれてからの逆転勝利

尋常ではないメンタルの強さです。

相手にマッチポイントを握られたときのノバク・ジョコビッチくらいすごいです。(伝わりにくい例えですみません)

西山朋佳三段の四段昇段の可能性は?

ここまでの活躍を読んでいただければお分かりかと思いますが、西山三段の四段昇段の可能性は十分にあると考えます。

年齢制限(原則として、三段リーグには満26歳の誕生日を迎えるシーズンまでしか参加できない)が迫り、注目度はさらに高まっています。

持前の強気で豪快な将棋で、昇段をつかんでほしいというのが将棋ファンの想いでしょう。

おわりに

西山朋佳三段の強さや魅力を存分に紹介いたしました。

将棋界では、これまで女性が四段に昇段したことはありません。

それだけに、西山三段の活躍は「女性初の〇〇」と表現されることが多いです。

しかし、私は今のご時世にことさら女性である点を強調する必要は無いと思うのです。

めちゃくちゃ強い奨励会員としての西山三段の強さを知って欲しい、そう思ってこの記事を執筆しました。

この記事が、観る将の方の将棋ライフを少しでも楽しくできていれば幸いです。

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