目指せ初段・実戦ワンポイント!~第41回:目くらまし戦法~

アマチュア級位者の私の生徒さんの将棋を題材に、アマチュア初段を目指す上で重要な、「ミスを減らすためのポイント」をご紹介する「実戦ワンポイント!」。

本連載の趣旨や、生徒さんのプロフィールについてはこちらの記事をご覧ください。

目指せ初段・実戦ワンポイント講座│ガイダンス

目くらまし戦法?

いつも通り、Jさん(将棋ウォーズ2級)の将棋を確認していたら、相手の方(先手番)が変わった出だしの将棋を指していました。

初手からの指し手

▲2六歩△3四歩▲2五歩△3三角▲2六飛(第1図)

第1図(▲2六飛まで)

いきなり▲2六飛と浮くのが見慣れない手。

これは奇襲戦法の一種で、「目くらまし戦法」という名前がある指し方だそうです。

狙いは▲3六飛から3四の歩をかすめ取ることですが、手数がかかるわりに戦果がしょぼい(府が1枚取れるだけ)なので、有段者でこれを指す人はほぼいないでしょう。

ただ、級位者の方の将棋にはたまに登場するようなので、1つ対策をご紹介したいと思います。

第1図からの指し手

△2二飛(第2図)

第2図(△2二飛まで)

いきなり△2二飛(第2図)と向かい飛車に構えてみるのはどうでしょう。

振り飛車党の方であれば、ぜひこれをおススメしたいです。

相手が特に深く考えず▲3六飛と指してきたら、すかさず△2四歩(第3図)と突いて、後手が早くも一本取った形になっています。(というより、こう進むことが多いように思います)

第3図(△2四歩まで)

以下、▲2四同歩には△同飛(第4図)とすれば、後手の飛車が都合よく4段目に移動し、3四の歩を守ることができます

第4図(△2四同飛まで)

これでは、先手が何のために▲2六飛~▲3六飛とやったのかわからないですね。

また、初志貫徹!と第3図で▲3四飛と指してきたら、平凡に△2五歩(第5図)と飛車先の歩を伸ばしておきます。

第5図(△2五歩まで)

第5図を見ると、先手の飛車は不安定な形で、2筋に戻ることも難しそうです。

一方、後手は飛車先の歩が伸びており、飛車も2筋に直射しています。

自然に駒組みを進めていく(美濃囲いに囲うなど)と、後手が自然に指しやすい将棋になるでしょう。

POINT

「目くらまし戦法」のように自陣の歩を取りにくる奇襲的な手は少し怖いですが、あまり恐れることはありません。

相手も歩を取りに行くためにたくさんの手をかけているので、その間に自陣を整備したり、今回の向かい飛車のように反撃をすれば、十分に戦うことはできるでしょう。

次回もまたよろしくお願いします。

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