突然ですが、皆様は将棋の棋力を伸ばすために、どのような勉強を行っていますか?
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次の一手、詰将棋、定跡書、棋譜並べなど、将棋には様々な勉強法が存在します。
しかし、将棋には、それらの勉強法では身に付けるのが少し難しい技術があります。
それは、ミスを減らす技術です。
将棋は、定跡を覚えたり、難解な詰みを読めるようになることで棋力が伸びると考えていらっしゃる方も多いのですが、必ずしもそうではありません。
特に、アマチュア三~四段くらいまでの将棋は、「分かりやすいミス」をおかすことによって形勢に差がつくことが多いのです。
普段、将棋を指していてこんなミスに覚えはありませんか?
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- 序盤でミスをし、形勢をリードされてしまう(飛車や角を成り込まれるなど)
- 駒がぶつかったときに、損得を良く考えず駒損をしてしまう
- 3~5手くらいの簡単な詰みを逃してしまう
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定跡書にはあまり載っておらず、棋士の棋譜を並べても出てこない。
でも級位者の実戦ではやってしまいがちなミス。
そんなミスを減らすためのポイントを、将棋の上達を目指す方に伝えていきたいと、私は以前から考えていました。
そこで、本ブログでは「実戦ワンポイント!」と題して、主に級位者の方の棋力向上に役立つポイントをご紹介していきたいと思います。
実戦ワンポイント!とは
「実戦ワンポイント!」では、私が指導している生徒さんの棋譜を題材に、ミスを減らすための将棋のポイントを、豊富な図面とともに丁寧にお届けしてまいります。
ご紹介するものと、そっくりそのまま同じ局面が皆様の実戦に現れることは無いでしょう。
しかし、似たような局面が現れたり、ご紹介した手順が応用できる可能性は十分にあります。
皆様の棋力向上に、少しでもお役に立てれば嬉しいです。
生徒さんのプロフィール
「実戦ワンポイント!」に棋譜を寄せていただいている生徒さんのプロフィールをご紹介します。
将棋を始めたきっかけや、現在の棋力、目標、得意戦法などがご自身と近い方がいないか、などの視点でご覧いただければ幸いです。
Kさん
[say img=https://cabbage-shogi.com/wp-content/uploads/2020/07/吹き出し画像-2-min.png name=Kさん]
いつか藤井聡太先生の免状が欲しい!
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きゃべ夫とは高校の同級生。
藤井聡太先生の活躍をニュースで目にする機会が増え、将棋に興味を持つ。
2年ほど「観る将」だったが、自分でも将棋を指して、将棋観戦をもっと楽しめるようになりたいとの思いを持ち、アマチュア初段を目指して勉強中。
現在(2020年7月)の棋力は、将棋ウォーズで4級。
得意戦法は四間飛車、将棋以外の趣味はカートレース。
Jさん
[say img=https://cabbage-shogi.com/wp-content/uploads/2020/07/吹き出し画像-min.png name=Jさん]ゆるゆる初段を目指すぞ~[/say]
きゃべ夫の大学時代の後輩。
子どもの頃から将棋が好きで、独学だが将棋ウォーズの3級まで到達。
どちらかというと振り飛車党だが、居飛車もたまに指す。
初段はどなたでも到達できます!
最近は、藤井聡太先生の活躍を報道で見て、将棋に興味を抱く方や、将棋を再開してみようという方が増えています。
「観る将」という楽しみ方がメジャーになったことからも分かるように、将棋の対局はただ観るだけでも十分に楽しむことができます。
しかし、ご自身でもある程度将棋を指せるようになると、より将棋観戦の楽しみが膨らむこともまた事実です。
アマチュア初段くらいまで到達すると、プロの指し手の意味も少しずつ分かるようになり、中終盤の白熱した攻防の醍醐味もより感じられるようになります。
急ぐ必要はありません。
地に足がついた勉強をして、ゆっくり着実に成長すれば、アマチュア初段は誰でも到達ができるレベルです。
ぜひ、下のリンクから実戦ワンポイント講座の各記事をご覧下さい。
きっと、皆様の実戦で役立つ部分もあると思います。