親子で将棋を楽しむ8つのアイデア│将棋普及指導員が丁寧に紹介!

普段、将棋教室で保護者の方々と話していて感じるのですが、

「子どもと一緒に将棋で遊んでみたいけど、どのような遊び方・楽しみ方があるのかよく分からない」

という悩みを持つ方は結構多いようです。

将棋の遊び方・楽しみ方には様々なものがあります。

そして、親・子どもそれぞれが将棋を指せるか指せないかによっても、適した遊び方・楽しみ方は異なっていると私は考えます。

それをフレームワークっぽく整理したのが下図です。

本記事では、図中に記載した「親子で将棋を楽しむための8つのアイデア」を、私なりの工夫を加えてご紹介いたします。

おことわり

本記事における「将棋を指せる」とは、駒の動作(動く・取る・打つ・成る)やルール(詰み・反則)を理解し、自力で1局の将棋を指せる状態を示すものとします。

ぜひ、本記事を参考に親子で将棋を楽しんで下さい。

親:指せない×子ども:指せない

子どもへの知育・教育として将棋に興味を抱いているものの、自分も子どもも将棋を指すことはできない…そんな方でも、将棋の盤・駒を使って楽しめる遊びを、2つご紹介します。

まわり将棋

まわり将棋は、将棋の盤と駒を使ったすごろくのようなものです。

将棋のルールを一切知らなくても楽しむことができますので、生まれて初めて将棋に触れるお子さまでも安心。(3歳くらいからできます)

また、将棋がある程度指せるお子さまにとっても、息抜きになり、かつエキサイティングできるオススメの遊びです。

詳しいルールはこちらの記事にまとめておりますので、ぜひあわせてご覧下さい。

将棋が指せない方でも楽しめる!まわり将棋の遊び方を紹介

はさみ将棋

はさみ将棋は、自分の駒で相手の駒を挟んで取るゲームです。

日本将棋連盟のWebサイトでも紹介されているゲームで、本格的な将棋に通じる「読みの力」を養うことができます。

いきなり8種・40枚の駒を使う将棋に入る前に、親子で楽しむのにオススメです。

なお、将棋盤・駒がご自宅に無いという方は、こちらの記事を参考にして下さい。(初めての方にオススメの盤駒をご紹介しています)

将棋の初心者にオススメの将棋盤・駒セット4選!

親:指せない×子ども:指せる

子どもはある程度将棋を指せるようになっているが、自分(親)はほとんど指すことができない。

でも、我が子がより将棋に打ち込めるように何かしてあげたい…そう考えている保護者の方には、こちらの2つがオススメです。

棋譜の記録

将棋の対局におけるお互いの指し手を記録したものを「棋譜」といいます。

自分は将棋を指せないけれども、お子さんは熱心に将棋を指しているという方は、ぜひお子さんの棋譜を残してあげましょう。

将棋ウォーズなどの将棋アプリで指した棋譜は、ご自宅のパソコンで本格的な棋譜用紙に印刷することができます。

それをファイリングすれば、気分はまるでプロ棋士です。

下の記事で詳しい手順を紹介していますので、興味がある方はぜひ読んでみてください。

将棋ウォーズで指した棋譜を、棋譜用紙に印刷する方法

大会行脚

お子さまにとって、将棋大会への参加は棋力向上の大切な機会です。

緊張感のある舞台で将棋を指すことで、心技ともに鍛えられます。

2020年、新型コロナウィルスの感染拡大を受け、色々な将棋大会が中止を余儀なくされてきましたが、最近では感染対策をきちんと施した上で、再び大会が開催される動きも出てきています。

アマチュアの将棋大会は、各地域の日本将棋連盟支部などのWebサイトで開催情報が告知されているケースが多いです。

ぜひ、お近くの地域の大会を調べ、お子さまを連れてみてはいかがでしょうか。

POINT

大会に参加する際には、自分(お子さま)の棋力よりも少し上のクラスに参加することをオススメします。

棋力よりも下のクラスの方が勝つ可能性が高く、楽しく指すことができそうなイメージですが、同じようなことを考えている人も多く、下のクラスに出たからと言って必ず勝てるわけではありません。

それよりは、高いレベルの将棋を肌で感じる方が、長期的にはお子さまの成長に繋がるのではないかと思います。

また、将棋大会では予選敗退者向けのイベント(指導対局、敗者復活戦など)が組まれているケースも多く、早く負けてしまったらからといって何もやることが無くなってしまうわけではありません。

親:指せる×子ども:指せない

自分(親)はもともと将棋をやっていて、ある程度指せるけれど、子どもは初めて将棋に触れる。

そんな方には、将棋をミニサイズにしたゲームから入るのがオススメです。

3種将棋

3種将棋とは、私が将棋指導の際に取り入れているオリジナルのゲームです。

上の図のように、

  • 手前側(子ども):飛車・角の大駒+持駒1枚
  • 奥側(親):玉1枚、持駒無し

の状態で将棋を始めます。

お子さま側の駒が3種類しかないから「3種将棋」です。

このゲームのセールスポイントは下の2点。

  • 駒の種類が少ないので、初めての子どもでも指せる
  • 基本的には子どもの敗北がない(玉が無いため)
  • 駒の使い方や特性を理解しやすい

将棋を指すのが本当に初めての場合は、お子さまを先手にしましょう。

なお、上図で紹介した「飛車角+持駒金」のパターンだと、初手に▲2二飛成(第1図)と指せば、後手はいきなり受け無しになります。(もし、初見でこれをお子さまが指したらものすごい才能です)

第1図(▲2二飛成まで)

第1図で後手が指せる手は、△6一玉と△4一玉しかありませんが、いずれも頭金(▲6二金、▲4二金)で詰み。

この「飛車角+持駒金」をクリアしたら、持駒を順に「銀→桂→香→歩」と弱くしていきます。

駒ごとの特性や、上手な使い方が自然と身に付くゲームです。

ただし、3種将棋を遊ぶには、保護者がある程度将棋を理解し指せることが必要になります。

私のオンライン将棋教室では、お子さまと一緒に将棋を遊んでみたい保護者の方に向けた技術指導も行っておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

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どうぶつしょうぎ

どうぶつしょうぎは、女流棋士の北尾まどか先生が考案した、どうぶつを使ったかわいらしいゲームです。

駒の種類も5つ(らいおん、きりん、ぞう、ひよこ+にわとり)だけでルールもシンプル。

絵柄も可愛らしく、親子で一緒に遊ぶことができます。

詳しいルールは、日本将棋連盟Webサイトのコラムをご覧下さい。

3種将棋とどうぶつしょうぎ、どっちが良い?

いずれ、お子さまに本格的な将棋を始めさせたいとお考えでしたら、実際と同じ盤駒を使う「3種将棋」の方がオススメですが、漢字で書かれた駒だと興味を示さないお子さまには、どうぶつ将棋から入ると良いでしょう。

親:指せる×子ども:指せる

親子ともに将棋を指せる場合には、詰将棋と実戦で、ガッツリと将棋を楽しみましょう。

詰将棋対決

相手の玉を詰ますパズルである詰将棋を、どちらが早く・正確に解けるかを競います。

詰将棋ハンドブックなどの本が1冊あると良いでしょう。

同時に問題図を見て(誰か他に並べてくれる人がいるなら、並べてもらってもよいでしょう)、親子でどちらが先に問題を解けるかを競います。

正解したら、問題図の横にシールを貼ります。

親子で色を分け、先に解けた方のシールを左に貼ると、「対決感」が出て面白くなります。

対局

親子ともに将棋のルールを理解し、将棋が指せるのであれば、やはり対局が一番楽しいです。

ただ、実力差があると平手(ハンデ無し)では勝敗が一方的になってしまうので、駒落ち(ハンデ戦)を行うと良いでしょう。

駒落ちには色々な種類があり、日本将棋連盟Webサイトで詳しく解説されています。

勝敗に応じて、ハンデを調整していくと良いでしょう。

また、プロ棋士のタイトル戦のように「○○戦」と題して5番勝負(先に3回勝った方の勝利)などにし、紙やホワイトボードに結果を残していくのも、長く遊び続けるコツです。

おわりに

親子での将棋の楽しみ方を一通りご紹介しました。

少しでも皆様の参考になる部分があれば幸いです。

「うちではこんなことをやっているよ!」というアイデアがある方がいらっしゃいましたら、ぜひコメントで教えていただけると嬉しいです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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