将棋の勉強法

将棋のアマチュア三段・四段になるには│すぐ実践できる勉強法5つ

将棋たのしもう!編集部

有段者にはなったけど、そこからアマチュア三段、四段を目指す方法が分かりません。どうすればいいですか?

こんな悩みに答える記事です。

大学生のころ、将棋倶楽部24のレートを1,200点→2,200点まで伸ばした筆者の経験をもとに、お話しします。

アマチュア三段・四段の定義はさまざまですが、ここでは将棋倶楽部24の三段・四段(2,000点前後)を想定してご説明します。

アマチュア三段・四段を目指す勉強法5つ

結論からいうと、以下をおすすめします。

  1. 対面で将棋を指す
  2. 必至問題を解きまくる
  3. 5手・7手詰めを訓練する
  4. 得意戦法を作る
  5. 強い人の早指しを見る

それぞれ簡潔にお話します。

①対面で将棋を指す

ネット将棋ではなく、できる限り対面で指しましょう。

対面だと感想戦もできるし、相手の息づかいも感じられて勝負勘が身につくからです。

特にアマチュア初段、二段くらいのころは強い人とリアルで指すことでぐんぐん強くなる時期です。

2023年になり、全国各地で将棋大会の開催が復活してきているので、ぜひ各地の大会に足を運んでみましょう。

②必至問題を解きまくる

アマチュア三段・四段を目指すには終盤力の強化が必須です。

おすすめは必至問題を解くこと。必至は詰将棋に比べて読む手の数が多く、より負荷のかかるトレーニングができるからです。

実際、強い人の将棋を観ていると「詰めろ」のかけ方がとても上手いのです。それは必至問題の訓練によるものでしょう。

本気で上達したいなら、1日100問は解くべきです。

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③5手・7手詰めを訓練する

詰将棋は5手・7手くらいの短いものを、瞬時に解けるように訓練するのがおすすめです。

アマチュアの大会は持ち時間が短く、とにかく速く詰みを見つけることが勝利につながりやすいからです。

これも1日100問くらいでいいので、継続することが大事です。

また、詰将棋だけではなく「実戦的な詰み力」を鍛えるのもおすすめ。イチオシはこの本です。

④得意戦法を作る

得意戦法を作りましょう。「この戦法は結構わかります」というレベルではなく「奨励会5~6級の相手にもたまに一発入ります」というレベルの型を作ります。

戦法の粒度は細かくします。

居飛車を例に挙げますが、最低でも角換わり→角換わり早繰り銀→角換わり早繰り銀▲78玉型くらいの粒度までは掘り下げて、研究していく必要があります。

1つの形をしっかり勉強し、強い相手に勝てると自信がつきます。それを段々と広げていけばいいのです。

⑤強い人の早指しを見る

早指しの将棋をよく観ましょう。全国レベルのアマチュア強豪の方は、1手30秒の早指しでも崩れません。

可能なら大会の会場に足を運んでリアルで見ましょう。大会に参加して途中で負けても、決勝まで勉強するくらいの気持ちは必要です。

ソフトに頼った勉強はおすすめしない

初段・二段くらいの方から「ソフトで序盤の研究をした方がいいですか?」と聞かれることがよくあります。

個人的にはおすすめしません。ソフトに頼った勉強では、想定外のパターンに対応する力が身につかないからです。

プロ棋士やアマチュア強豪は、考える地力があり、それをソフトで補うことでさらにパワーアップしています。少なくともアマチュア四段くらいまではソフトは不要でしょう。

まとめ:アマチュア三段・四段は誰でも目指せる!

今回は、アマチュア初段・二段の方が、三段・四段を目指す方法についてお話ししました。最後に、本記事で紹介した勉強法をもう一度紹介します。

  1. 必死問題を解きまくる!
  2. 5手詰・7手詰を速く解く
  3. 序盤を固定し、再現しまくる
  4. 強い人の早指しを見る
  5. ソフトで解析する

少しでも参考になる部分があればうれしいです。

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