【初心者向け】将棋のルールを1記事でわかりやすく解説
将棋のルールを1記事でカンタンに説明します。この記事を読むだけで、今日から将棋を楽しめるようになれます。
最初におぼえるルールは5つ
最初におぼえるルールは、たったの5つ。
- 駒を動かす
- 駒を取る
- 駒を打つ
- 駒を成る
- 玉を詰ます
細かなルールは他にもありますが、とりあえずこれだけで将棋ができます。
1:駒を動かす
将棋は8種類、40枚の駒を使って遊びます。
駒ごとに「動き」がちがいます。まずはそれを覚えましょう。
初心者がおぼえにくいのは、金と銀のちがい。
おぼえづらい人や、お子さまに教える場合は「金のポストに銀のかめ」と、身近なモノの形にたとえておぼえましょう。
お手元に将棋盤がある人は、実際にマス目に沿って駒を動かしてみましょう。
駒は裏にも文字が書いていますが、いったんおぼえなくて大丈夫です。
2:駒を取る
自分の駒が動ける場所に相手の駒があると、取れます。
最初は「どっちが自分の駒か」がわかりにくいです。前がとがっているのが自分の駒です。
3:駒を打つ
取った相手の駒は、自分の番に好きなマスに打てます。
ただし、以下のマスには打てません。
- すでに別の駒があるマス
- 打った駒が次にどこにも進めないマス
4:駒を成る
自分の駒が、相手の陣地の3段目以内に入ると、裏返って進化できます。
これを「成る」といいます。
駒が成ると、動きがかわります。
- 歩兵・香車・桂馬・銀将が成ると「金将」の動きになります
- 飛車・角行が成ると、元の動き+周辺1マスにどこでも動けます
- 玉将・金将は成れません
1つ注意。相手の陣地の3段目以内に駒を打つとき、いきなり「裏返しの状態」では打てません。
いったん表の状態で打ったあと、次に動かすときに成ることができます。
最初のうちは「相手の陣地の3段目以内に入ったら、裏返るんだ」とおぼえておきましょう。
5:玉を詰ます
将棋は、相手の「玉将」をどこにも行けない状態にすると、勝ちになります。このどこにも行けない状態のことを詰み(つみ)といいます。
たとえば、下図は「詰み」になっている状態です。
相手の玉将がどこに逃げても、こちらの駒で取れます。
将棋には「詰将棋」(つめしょうぎ)といって、相手の玉将を詰みにするパズルがあります。初心者向けの詰将棋の本を買ってみると分かりやすいです。
最初はスマホアプリで指してみよう
何となくでいいのでルールが分かったら、無料のスマホアプリでコンピューターと将棋を指してみましょう。おすすめは「ぴよ将棋」。かわいいひよこたちと将棋で遊べていやされます。
対局するときは、下図のように、ひよこ側にハンデをつけてもらいましょう。
- レベル1にする
- 手合割は【入門向け】から選ぶ
入門書を買ってみよう
お手元に紙の本を1冊置いておくことをおすすめします。いつでも参照できますし、やる気も高まるからです。
おすすめの本は以下の記事にまとめているので、ぜひ参考にしてください。
将棋教室に行ってみよう
全国各地に将棋教室があります。
棋士、女流棋士といったプロや、将棋普及指導員(アマチュアのインストラクター資格)が教えてくれる教室が多いです。
対象年齢は子ども向けが多いですが、大人もオッケーの教室もたくさんあります。教室の探し方は以下の記事で解説しています。
まとめ
今回は将棋のルールから、実際に遊ぶ手順を解説しました。将棋は日本で1,000年以上楽しまれている、とても奥深い遊びです。
一生モノの趣味になるので、ぜひやってみてくださいね。