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角換わりのおすすめ本8冊を紹介

将棋たのしもう!編集部

プロ棋士の対局でも数多く指されている「角換わり戦法」。

アマチュアには難しい戦法という印象ですが、その分、定跡書もたくさん出ています。

この記事では、そんな角換わりを学べるおすすめの本を紹介します。

角換わりには大きく「腰掛け銀」「早繰り銀」「棒銀」の3種類の型があるので、それぞれのおすすめを紹介します。

腰掛け銀

腰掛け銀は、銀が4七→5六と移動し、歩の上に銀が腰かけるような形です。じっくり戦える展開になりやすく、角換わりで最もメジャーな形です。

①現代角換わりのすべて

2022年の王位戦で挑戦者決定戦まで進出した実力派、池永天志先生の著書。

角換わり全般を細かく解説した本で、メインは腰掛け銀です。

全352ページと大ボリュームですが、その分、力はしっかりつきます。有段者向けですが、やる気があれば級位者でも読めます。

②斎藤慎太郎の角換わり腰掛け銀研究

名人戦七番勝負にも登場した実績を持つ、斎藤慎太郎先生の著書。

1冊目の池永先生の本より3か月ほど後に出た本で、角換わり腰掛け銀を専門に扱っています。

こちらも384ページと大ボリューム。今の角換わりがいかに複雑か分かりますね。

角換わりは腰掛け銀しか指さないという人は、こちらを選ぶと良いでしょう。

早繰り銀

銀を3七→4六と繰り出していく形を早繰り銀と呼びます。攻めの主導権を取りやすく、アマチュアに人気です。そんな早繰り銀の専門書も出ています。

③1冊でわかる!角換わり早繰り銀の基本

竜王戦七番勝負にも出場した経験がある、真田圭一先生の本。早繰り銀の本で、最も内容のやさしい入門書です。

早繰り銀をやってみたいけど定跡は全然知らない、という人はこれから読みましょう。

④もはや死角なし!進化版 極限早繰り銀

早繰り銀の中でも特に速攻をきわめた「極限早繰り銀戦法」を解説しています。

プロの将棋ではあまり見ませんが、アマチュアには愛好者が多い形です。攻め好きな人におすすめ。

⑤サザンハヤグリ△3三金型早繰り銀

早繰り銀は基本的に先手が使うことが多い戦法です。それを後手番で使おうというのがサザンハヤグリ。

かなりマイナーな戦法ですが専門書があります。相手の意表をつきたい人は読んでみましょう。

棒銀

棒銀は銀が3八→2七と、飛車の上から進む形。初心者が最初に覚える戦法としても有名ですね。

⑥1手ずつ解説する角換わり棒銀

基本定跡を1手ずつ丁寧に解説している点が人気のシリーズ本。居飛車の本は少ないのですが、角換わり棒銀編が出ています。

プロの将棋ではほぼ現れない角換わり棒銀ですが、アマチュアには根強い人気があります。棒銀に挑戦したい人はぜひ読んでください。

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【番外編】後手番一手損角換わり

後手があえて1手損をするという高等戦術。2000年代中頃から流行した後は、限られたスペシャリストだけが指す戦法でした。

しかし2023年1月8日、9日に行われた、第72期王将戦七番勝負第1局で、羽生善治九段が藤井聡太王将を相手に後手番一手損角換わりを採用。大きな話題になりました。

⑦後手番一手損角換わり戦法

一手損角換わりが流行しだした頃の本。古いですが、一手損角換わりがどういう戦法なのかを理解するのは適しています。創元社は級位者でも読める本が多いです。

⑧大夢流一手損角換わり

2023年3月時点で、最も新しい「一手損角換わりの専門書」です。羽生流右玉などの比較的新しい指し方にも触れています。有段者向け。

まとめ

今回は角換わりのおすすめ本をご紹介しました。ぜひこの記事で紹介した本を役立ててくださいね!

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