四間飛車のおすすめ本10冊を棋力別に紹介
四間飛車は、いつの時代もアマチュアからとても人気な戦法です。
この記事ではそんな四間飛車の戦い方が学べる本を10冊紹介します。棋力別にまとめているので、あなたにピッタリの1冊がきっと見つかりますよ!
四間飛車のおすすめ本【級位者向け】
ルールを覚えたばかりの方から、アマチュア1級くらいの方におすすめの本です。
①『1手ずつ解説する四間飛車』手の意味がよく分かる!
1冊目は『1手ずつ解説する四間飛車』。
その名の通り、1手ずつ意味を解説しながら、戦い方を教えてくれる本です。
棒銀や右四間飛車など、級位者の将棋によく出る戦法の対策が身につきます。
②『四間飛車定跡コレクション404』次の1手形式で読みやすい
2冊目は『四間飛車定跡コレクション404』です。四間飛車の攻防を「次の1手」の問題形式で出題しています。
問題を解きながら、自然と強くなれます。各問題に難易度が示されていたり、チェックマークがあったりして使いやすいですよ。
③『四間飛車上達法』振り飛車の原理がわかる
3冊目は『四間飛車上達法』。四間飛車のスペシャリスト、藤井猛九段の著書。
「四間飛車は美濃囲い戦法」など、藤井九段独特の感覚が伝わってきて、読んでいて面白い本です。
後半からは難しいですが、第1章、第2章は初心者でも十分に理解できる内容です。
④『四間飛車を指しこなす本』四間飛車界の聖書
4冊目は『四間飛車を指しこなす本1』。これも藤井猛九段の本です。発売から20年以上たちますが、いまだに色あせない名著です。
次の1手形式なので読みやすいです。1巻は「急戦」への対応がテーマ。相手の攻めに乗って反撃する感覚が身につきます。
⑤『杉本流四間飛車の定跡』右四間対策に困るあなたに!
5冊目は、『杉本流四間飛車の定跡』です。
藤井聡太先生の師匠としても有名な杉本昌隆先生の著書で、右四間飛車や4五歩早仕掛け戦法など、「居飛車がゴリゴリ攻めてくる」形への対応を解説しています。
いつも右四間飛車につぶされてしまう…と悩んでいる人は、ぜひ読んでください。
四間飛車のおすすめ本【有段者むけ】
ここからは有段者むけ。古い本もありますが、ウォーズ四~五段くらいまでなら今でも通用する内容です。
⑥『四間飛車破り【居飛車穴熊編】』四間飛車党も必読
渡辺明先生のデビュー作。居飛車穴熊VS四間飛車の基本変化を解説しています。
合理的な渡辺先生らしく、手順や結論がとても明快で読みやすいです。居飛車党向けの本ですが、四間飛車党も絶対に読んでおくべき。
⑦『久保利明の四間飛車』さばきのアーティスト珠玉の名局集
「さばきのアーティスト」こと久保利明九段の実戦集。
デビュー初期のノーマル四間飛車、藤井システム模様の将棋、角交換四間飛車と、様々なタイプの四間飛車を堪能できます。
個人的には3局目(対三浦弘行九段)が印象に残りました。振り飛車党はぜひ盤にならべてほしいです。
⑧『現代後手四間飛車のすべて』四間飛車職人が送る専門書
ノーマル四間飛車を武器に現代将棋界を生き抜く異色の棋士・井出隼平先生の本。
エルモ囲い急戦、耀龍四間飛車、振り飛車ミレニアムなど、2010年代後半以降に現れた新しい指し方を学べます。
ちょっとマニアックな話。井出隼平先生は修業時代「世紀末四間飛車」で名をはせた櫛田陽一先生から指導を受けていたそうです。(櫛田先生と井手先生はともに田丸昇九段門下)
櫛田先生の軽快で美しい四間飛車と現代流がマッチした井出将棋をぜひ味わってください。
⑨『四間飛車の逆襲』▲6六銀型を極めたい人に
ノーマル四間飛車の使い手(最近はあまり指していませんが)、石井健太郎先生が対居飛車穴熊の戦術を解説した本です。
女流棋戦やアマチュア棋戦で根強い人気を誇る▲6六銀型を解説した本。とにかく攻めが好きな人におすすめです。
⑩『藤井猛全局集』藤井ファンは必読の1冊
これは外せません。
現代四間飛車の基礎をつくったと言っても良い藤井猛先生の実戦集で、デビュー前から竜王獲得までの全棋譜が収録されています。
藤井九段の四間飛車愛が詰まった自戦記を読むだけでも胸が熱くなります。
おまけ
こちらの紹介書籍よりはやや難易度が上がりますが、著者渾身の一冊。
こちらは振り飛車にとって大切な受けをまとめた一冊。菅井先生の最新刊です。
まとめ
今回は四間飛車のおすすめ本をご紹介しました。ぜひこの記事で紹介した本を役立ててくださいね!
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