8大タイトル戦

将棋の棋聖戦ってどんな棋戦?仕組みや見どころを解説!

将棋たのしもう!編集部

この記事では、将棋界の8大タイトルの1つ「棋聖戦」の仕組みについて解説します。

見どころや、過去の名勝負も紹介。最後まで読めば、棋聖戦についてちょっとくわしくなれます。

棋聖戦の基本データ

まずは棋聖戦の概要を紹介します。

名称ヒューリック杯棋王戦
主催産経新聞社
保持者藤井 聡太
対戦方式5番勝負
持ち時間:4時間(1日制)
予選方式1次予選
2次予選
決勝トーナメント

棋聖戦は、将棋界の8大タイトルの中で序列8位のタイトル戦と位置づけられています。

例年6~8月にタイトル保持者と挑戦者による5番勝負が行われ、先に3勝した棋士が優勝となり、それから1年間「棋聖」を名乗れます。

挑戦者の決め方

棋聖戦は、1次予選⇒2次予選⇒決勝トーナメントを経て挑戦者が決まります。すべて一発勝負のトーナメント戦です。

棋聖戦は、8大タイトル戦の中では叡王戦とならんで持ち時間が短く、スピーディーな展開が見どころです。1次予選では、1人の棋士が1日に2局指すこともあります。

棋聖戦の詳細がわかるサイト、SNS

棋聖戦の詳細な情報は、主催者のWebサイトやSNSで見ることができますよ。ぜひ以下も参考にしてください!

棋聖戦の名勝負&豆知識

ここからは、近年の王座戦の名勝負や豆知識を少しだけ紹介します。

藤井聡太七段、初タイトルを獲得(2020年)

2020年の第91期棋聖戦は、藤井聡太七段が渡辺明棋聖に挑戦。結果は3勝1敗で藤井七段が初タイトルとなる棋聖を獲得。

デビュー直後に29連勝したときと同じくらいの大フィーバーが起こりました。それから早3年ほど。

藤井先生はいまだにタイトル戦の番勝負で負けたことがありません。果たしていつまでその記録は続くのでしょうか。

屋敷伸之五段、初タイトルを獲得(1990年)

1990年前期の第56期棋聖戦は、屋敷伸之五段が中原誠棋聖を3勝2敗で破り、初タイトルとなる棋聖を獲得。

なぜこれを紹介するかというと、このとき屋敷先生が立てた「タイトル獲得最年少記録」が、藤井先生に破られるまで約30年守られていたからです。

記録を破られた屋敷先生ですが、とても良いコメントを出されています。

藤井聡太新棋聖、タイトル獲得おめでとうございます。日本中のファンに注目されるなか、堂々といい将棋を指して、結果を出したのは、素晴らしいことです。今後もタイトル戦は続きますが、いい将棋を作り上げることを期待しています。 

藤井聡太七段、史上最年少でタイトル獲得

昔は年2回行われていた!

将棋のタイトル戦は、通常は年1回(1期)行われます。しかし棋聖戦は1994年度までは前期・後期と年2回行われていました

そのため、将棋界の8大タイトルで最も開催された「期数」が多いのは棋聖戦です。(開催の歴史が長いのは名人戦)

まとめ

今回は、将棋界の8大タイトルの1つ「棋聖戦」についてお話しました。

他のタイトル戦の楽しみ方も記事にしています。良かったらぜひ読んでくださいね!

 

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