藤井聡太はいま何冠?8冠はいつ達成される?【2023年10月更新】
藤井聡太先生はいまタイトルをいくつ持っているの?
8つ全部のタイトルを独占するのは、最速でいつ?
こんな疑問が解決できる記事です。さっそく始めましょう!
藤井聡太はいま何冠?
藤井聡太先生は現在7冠です。(2023年10月1日時点)
以下のとおり、8大タイトルのうち7個を持っています。
タイトル名 | 保持者 |
---|---|
竜王(りゅうおう) | 藤井聡太 |
名人(めいじん) | 藤井聡太 |
叡王(えいおう) | 伊藤匠 |
王位(おうい) | 藤井聡太 |
王座(おうざ) | 藤井聡太 |
棋王(きおう) | 藤井聡太 |
王将(おうしょう) | 藤井聡太 |
棋聖(きせい) | 藤井聡太 |
8冠独占は、最速で2023年10月11日に達成する可能性があります。
→2023年10月11日、第71期王座戦5番勝負第4局で、挑戦者の藤井聡太竜王・名人が勝利。3勝1敗でシリーズを制し、前人未到の八冠独占を達成しました。
8冠独占までに残っているタイトル
①名人
将棋界で最も伝統のあるタイトル「名人」は、まだ獲得していません。
しかし第81期A級順位戦で広瀬章人八段とのプレーオフを制し、名人戦7番勝負で渡辺明名人に挑戦することになりました。
名人戦は2023年4月5日開幕。先に4勝すれば名人奪取、7冠となります。
2016年10月のデビューから名人挑戦まで6年半。時間がかかった印象を持つ人もいるかもしれませんが、名人戦はどんなに強い棋士でも挑戦までは最速で丸5年かかる仕組みです。
くわしくは以下の記事を読んでください。
②王座
日経新聞が主催する王座戦も、まだ獲得にいたっていません。
過去5年の成績は以下です。
年 | 結果 | 負けた相手 |
---|---|---|
2022 | ベスト16 | 大橋貴洸六段 |
2021 | ベスト16 | 深浦康市九段 |
2020 | 2次予選敗退 | 大橋貴洸六段 |
2019 | ベスト16 | 佐々木大地五段 |
2018 | ベスト4 | 斎藤慎太郎七段 |
藤井先生の実績、実力を考えると意外な結果です。2回も藤井先生を倒している大橋貴洸先生もすごいです。(大橋先生は藤井先生とプロ入り同期)
【2023/6/29追記】
藤井聡太竜王・名人は、王座戦決勝トーナメントで中川大輔八段、村田顕弘六段、羽生善治九段を破って挑戦者決定戦に進出。8冠独占を目指す王座挑戦まで、あと1勝としています。
【2023/9/27追記】
王座戦第3局は、挑戦者の藤井聡太竜王・名人が終盤で逆転勝利。前人未到の8冠独占まで、あと1勝に迫っています。
【2023/10/11追記】
→2023年10月11日、第71期王座戦5番勝負第4局で、挑戦者の藤井聡太竜王・名人が勝利。3勝1敗でシリーズを制し、前人未到の八冠独占を達成しました。
8冠独占の可能性
将棋のタイトルは2017年から「叡王」が加わり、現在は8つになりました。
それを1人の棋士が独占するなんて考えられないことでしたが、2023年3月に藤井聡太竜王(5冠)が渡辺明棋王から棋王を奪取し6冠に。さらに2023年6月には渡辺明名人から名人を奪取し7冠に。
いよいよ8冠独占が現実味を帯びてきています。前述のとおり、最速で2023年10月11日に8冠を達成する可能性があります。
持つタイトルが増えると、対局相手は強豪で勢いのある棋士ばかりになります。またタイトル戦は地方での開催も多く、移動日も増えスケジュールは過酷さを増します。
今年実現すれば27年ぶりの全冠独占
もし藤井聡太先生が最速で8冠を独占すれば、羽生善治九段の7冠独占(1996年2月14日)以来、約27年ぶりの快挙となります。(※当時は叡王がなく7大タイトル)
羽生先生の7冠独占を見たときに「もう二度とこんな人間は現れないだろう」と思ったものですが、藤井先生の活躍を見ると本当に驚きです。
試練を乗り越え、藤井聡太先生による前人未到の8冠独占が達成されるのか、今後も目が離せませんね。